IJCADとZWCADは業界の高人気のCADソフトですが、それぞれの良いポイントや改善してほしいポイントがあります。ユーザーはCADソフトを選ぶ際に、どちらが自分のニーズや仕事の要求に合うかで悩むことがあります。一言でいえば、この二つのソフトはどちらも汎用CADソフトです。本記事では、それぞれのソフトの特徴をご紹介し、メインポイントを比較し、自分に合ったソフトの選び方を紹介します。最後までお読みいただき、CADソフト選びの参考にしてください。
IJCADとは?IJCADについての評判
IJCADは、名古屋に本社を持つインテリジャパン株式会社が開発している、2次元汎用CADソフトウェアです。
2DCADといえばAutoCADが一般的に使われていますが、IJCADはAutoCADと高い互換性を持った製品です。操作性も似通っているので乗り換えを検討している場合にも大きな混乱が起きにくくなっています。基本機能や編集可能なデータフォーマット、操作性などがAutoCADと近いのに手ごろな価格で扱えるため、コスト削減を検討している企業から注目されています。
IJCADの基本情報
機能範囲:CAD汎用ソフト、機械・建設・不動産・電気業界が中心
対応システム:Windows 11 (バージョン22H2)・Windows 10
対応ファイル形式:PDF・DWG・DXF・JWW・SXF
料金(STD版):¥4950/月・¥39600/年・¥110000/永久ライセンス(次年度以降¥22000/年の料金が必要)
IJCADの良い点
- 日本語に配慮したアイコン:海外製のCADとは異なり、日本人にとって理解しやすいインターフェースになっています。
- AutoCADとの高い互換性:AutoCADと類似したコマンド体系やオプションウィンドウを備え、より使いやすくなっています。
- 強力なファイル互換性:JWW形式の読み書きに対応しているだけでなく、複数のSXF形式の読み書きオプションも提供し、強力な機能を誇ります。
- シームレスな移行体験:旧版AutoCADからの移行を考慮し、カスタマイズやデータ移行機能があるため、AutoCADからIJCADへの移行をストレスなく行えます。
実在のユーザーコメント
2024年2月よりそれまでの売り切りモデルが終了になり、ライセンス形式がサブスクリプション方式となりました。そのため価格体制が複雑で分かりにくくなりました。ネットワークを介した認証が常に必要なため、セキュリティに厳しい会社では問題があるかもしれません。
高い互換性が売りですが、フリーズやクラッシュ、印刷の不具合が発生する可能性があります。
ZWCADとは?ZWCADについて評判
ZWCADは、ZWSOFTが独自に開発した2次元CADソフトです。 ZWCADはマルチコアCPUアクセラレーション技術により、ファイルの保存や読み込みの効率がとても高いです。また、最新のDWGファイル形式にも対応し、操作も簡単で、製造業や建設業など様々な業界のユーザーの設計ニーズに応えることが可能です。 ユーザーフレンドリーでシンプルなインターフェースと、使い慣れた簡単なショートカットコマンドにより、ユーザーはすぐに使い始めることができ、あらゆる設計業務を効率的に進めることができます。
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ZWCADの基本情報
機能範囲:CAD汎用ソフト、機械、建築・建設
対応システム:Windows 11/10/8.1/7 SP1
対応ファイル形式:JWW・DWG・DWF・DXF・DWT・DGN・PDF・IFC・STEPなど
料金:¥98000で買い切り、後付けの支払いは不要;必要に応じて年間ライセンスも提供されている
ZWCADの優れた特徴
スマートシリーズ機能
「スマートプロット」・「スマートボイス」・「スマートセレクト」というスマートシリーズ機能が内蔵されています。複数の図面を同時に表示したり、一度に複数のプロットを操作でき、ファイルコメントを編集する手間を省いたりすることで、効率的に作業を進めることが可能になります。大規模データ操作時、複雑な図面を扱う際のビューやタブ操作の安定性を確保しています。
ファイル比較
2つの図面を比較し、古い図面と新しい図面の違いを色で強調する機能です。編集したファイルと元ファイルの違いがはっきりと分かります。
汎用CADに対する高い互換性
ZWCADは汎用CADからファイル・データをスムーズに移行することは可能です。普通のCADに比べて、対応しているファイル形式が多く、シンプルな3Dデータ編集・参照の機能が搭載されています。STEPファイルをインポートすることも可能です。
実在のユーザーコメント
ZWCADは広く使われているAutoCADに対する高い互換性を持っています。使用する際の不具合やクラッシュの発生頻度は少ないです。汎用CADとして使いやすさで高く評価されています。使用料金については、買い切り型ソフトなので、長期に利用すると他のCADソフトに比べて企業の経営費用を大幅に削減することができます。
IJCAD vs. ZWCAD一覧表ーーどちらがCADユーザーに最適?
IJCAD | ZWCAD | |
機能範囲 | 汎用CAD | 汎用CAD・機械、建築・建設 |
使いやすさ | ★★★★ | ★★★★★ |
UIデザイン | クラシック・リボン | クラシック・リボン・カスタマイズ対応 |
対応OS | Windows 11 (22H2)・Windows 10 | Windows 11・10・8.1・7 SP1 |
対応ファイル形式 | PDF・DWG・DXF・JWW・SXF | JWW・DWG・DWF・DXF・DWT・DGN・PDF・IFC・SAT・STL・JPG・PNG・STEPなど |
プロセッサ | Core i5以上を推奨 |
基本:Intel®Pentium™4 1.5GHzのプロセッサ 推奨:Intel®Core™i5-10400以上のプロセッサ 同性能のAMD®プロセッサも対応 |
メモリ | 最低: 4 GB 推奨: 8 GB | 最低: 2 GB 推奨: 8 GB |
料金 |
¥4950/月 ¥39600/年 ¥110000/永久ライセンス 次年度以降¥22000/年の料金がある |
¥98000で買い切り、後付けの支払いは不要 年間ライセンスの提供があります |
アフターサービス | ★★★★ | ★★★★★ |
このIJCAD vs. ZWCAD一覧表はユーザーがCADソフトを選ぶ時に常に気になるポイントを示しています。自分のニーズに相応しいCADソフトを選択するのはとても大事なことですので、 IJCADとZWCADでそれぞれの特徴や機能範囲などや自分の都合にピッタリ合うかどうかを判断しながらソフトを選びましょう。
どちらのCADがユーザーに最適なのかはユーザーによって異なりますが、ZWCADの方はコストパフォーマンスが高いと評価されています。多くのOSやファイルに対応し、アフターサービスも良く、長期間にCADソフト利用する同時に企業の経営費用を削減したいユーザーにとっていい選択だと思われます。
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おまけ:IJCADとZWCAD、どちらがAutoCADにより近いですか?
IJCADのユーザーコメントでは、高い互換性を評価されていましたが、実際に利用する時にフリーズ・クラッシュや印刷不具合がありそうです。AutoCADで出来ることはIJCADで操作できないと言われています。
ZWCADはAutoCADに近いインターフェースを持っています。機能や対応ファイル形式もAutoCADと同様に高度な互換性を備えています。AutoCADで作成・編集したファイルは、直接ZWCADで問題なく開くことが可能です。故にどちらがAutoCADにより近いですかと問うなら、ZWCADをお勧めします。
まとめ
IJCADの強みはJWW・SXFファイルの読み込みと書き込みです。利用するユーザーは機械・建設・不動産・電気などの業界に集中しています。月間・年間ライセンスがありますので、短期に利用すると、IJCADがおすすめです。永久ライセンスもありますが、次年度以降¥22000/年の料金を支払わなければなりません。長期間に利用する場合、料金は高くなると思われます。
ZWCADは汎用CADになります。自主開発のコアを使用し、CADに関する主要機能や新たな機能を統合しています。業界の主な作業に対応でき、不要な機能を含まれていませんので、ソフトのストレージ占有量が少ない上、動作環境の要求もより低くなっており、最低限のメモリ要求は2GBになります。動作環境の要求が低いため、ハイスペックデバイスを購入する必要がなく、コスト削減につながります。
価格は98000円で、買い取りであるため定期的な支払いは不要です。長期間に利用すれば、他のサブスクリプションベースCADソフトに比べて、はるかに安い費用で使用できます。それに、オフラインでもZWCADをアクティベートできますので、セキュリティに厳しいユーザーも利用できます。
コストパフォーマンスとスムーズな動作を重視するなら、ZWCADをお試しください。30日間の無料体験版も用意されているので、ぜひダウンロードしてその性能を実際に確認してみてください。
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