【ZWCADの小技】 インプレスマルチテキストのWYSIWYGモード
インプレスマルチテキストのWYSIWYGモード
【概要】
マルチテキストのエディタオプションには“常にWYSIWYGを表示する”とありますが、エディタの設定メニューによってオン/オフを切り替えることができます。 困惑される方もいるでしょう。
”WYSWYG”とは、”What You See Is What You Get”(あなたが見るものはあなたが得るもの)の頭文字をとった略語です。
言葉通りに想像すると、“常にWYSIWYGを表示する”はZWCADが常に実際のままのフォーマット、スタイルで表示します。そのため、このオプションは常にオンにしています。
このオプションのチェックを外すとどのようになるでしょうか?極端な例で試してみましょう。
・フォントサイズが非常に小さい場合。拡大しない限りテキストを読むことができません。
・フォントサイズが非常に大きく、ディスプレイの境界を上回っている場合。
・テキストが回転している場合。
これらの例は下図に示されます。
大きいテキストや小さいテキストを編集するとき、拡大・縮小しなければなりません。テキストが大きい角度で回転しているときは、首を傾けてテキストを読むことになるかと思います。
この問題を解決する単純な方法は、“常にWYSIWYGを表示する”をOFFにすることです。OFFにしておけば、テキストを修正する際にテキストのサイズを、自動的に適当な表示サイズに合わせてくれます。これで、拡大・縮小をせずに済みます。また、自動的にテキストを回転させ、水平にして表示してくれます。これは、MTEXTエディタを閉じたると、設定されたサイズと角度に戻ります。
下図はこれら3つの状況の例を示します。“常にWYSIWYGを表示する”をOFFにしています。
1) 文字が表示小さい場合:
2) 文字が非常に大きな場合
3) 文字が回転される場合
図面が大きい、小さい、または回転するテキストが多い場合は、このオプションをOFFにしておくとよいでしょう。
最後に、この機能の制限のリストを紹介します。
1. フォントサイズが小さすぎる場合:一文字の高さが、10ピクセル未満の場合
2. フォントサイズが大きすぎる場合:一文字の高さ、幅が現在の表示領域の半分以上になっている場合。
3. 角度が大きい場合:テキストの回転角度が45度を超えている場合。