ZWCADで使用される外部参照
問題：
外部参照としてのDWGファイルの使用をご紹介します。
外部参照の概念:
DWG（外部参照）は、DWG ファイルを参照の形式で 1 つまたは複数の図面ファイルにアタッチすることができます。外部参照で修正した内容は、タイムリーで参照する図面ファイルで更新されます。[XREF]コマンドを使用し、外部参照を再ロードし、アタッチされた参照図面を最新バージョンに更新することができます。次の図に示しているように、現在のファイル「部屋設計」は外部参照としての「部屋」を添付します。その結果、現在の図面には、「部屋」が「部屋設計」に添付され、間取り図を作成することができます。
DWG 外部参照とブロックの間には大きな違いがあります。ユーザがブロックを挿入すると、そのブロックは現在の図面に永久に挿入され、元の図面を変更しても更新できません。外部参照ファイルの情報は、現在の主要図面ファイルに直接転送されるのではなく、参照関係とパスのみを記録し、現在のファイルとの参照関係を構築します。
図面ファイルは、外部参照として同時に複数の図面にアタッチできます。逆に、複数の図面を参照図面として 1 つの図面にアタッチすることもできます。
外部参照の用途
標準化：図面の一部の内容が変更されていない、または統一に変更されています。たとえば、すべての図面のフレームは同じで、ブロックとして使用できますが、外部参照が適用されている場合、フレームが変更されると、図面のフレームは自動的に更新されます。
相乗効果：ワークロードを複数の図面ファイルに分解し、主要図面ファイルのみを作成し、異なる設計ファイルを異なる設計者に割り当てることができます。そして、外部参照によって図面ファイルをまとめてアセンブリします。
ファイルサイズの縮小：DWG 図面ファイル全体を参照として現在の図面にアタッチするプロセスでは、アタッチされた外部参照は、別の図面にリンクされますが、実際には挿入されていないので、図面ファイルのサイズは増加しません。
[XREF]コマンド:
[XREF]コマンドを入力して[ファイル参照]パネルを開き、現在のファイル内のアタッチされた参照図面を管理します。
プロジェクトが完了してアーカイブの準備ができたら、アタッチされた参照図面を現在の図面に永続的にバインドすることができます。
(注: ZWCAD2021以降のバージョンでは、[XREF ]コマンドを使用して、DWG、DWF、DGN、PDF、およびイメージ参照が管理できます。バインドできるのは DWG 形式のファイルのみです。