CoconalがZWCADを活用し、建設プロジェクトの効率を向上

Coconal

メキシコの大手建設会社であるCoconalは、ZWCADおよびZWCAD Mobileを活用し、Barranca Larga-Ventanilla高速道路プロジェクトにおける効率を大幅に向上させました。

70年以上の歴史を持つCoconalは、道路、空港、海洋および水力工事などの大規模インフラプロジェクトを専門とするメキシコのリーディングカンパニーです。高品質な成果物を提供し続ける姿勢により、Coconalは業界で信頼され、競争力を持つ企業としての地位を確立しています。

Barranca Larga-Ventanilla高速道路：移動時間を4時間短縮

Coconalの最近の目覚ましい成果の一つが、2024年2月に開通した全長104kmのBarranca Larga-Ventanilla高速道路プロジェクトです。このプロジェクトには15年以上の歳月と130億ペソ以上の投資がかけられ、2車線の道路、2つの料金所、15のジャンクション、10の橋、3つの高架橋、3つのトンネルが含まれています。新しいルートにより、オアハカ市とプエルト・エスコンディード間の移動時間が6.5時間以上からわずか2.5時間に短縮されました。

さらに、このプロジェクトは、遠隔地への医療や教育などの公共サービスのアクセスを向上させ、沿岸部の観光やインフラの発展を促進し、オアハカ州の経済成長と地域住民50万人以上の生活向上に貢献しています。

図1. Barranca Larga-Ventanilla高速道路

ZWCADとZWCAD Mobileのマルチエンドコラボレーションでプロジェクトの課題を解決

Barranca Larga-Ventanilla高速道路プロジェクトのような大規模インフラプロジェクトでは、さまざまな設計およびエンジニアリングプログラムが必要です。ZWCADはこのプロジェクトにおいて、コスト削減と効率向上に大きく貢献しました。

ZWCADの永久ライセンスモデルにより、Coconalは定期的なサブスクリプション料金を気にする必要がありません。Coconalのシステムコーディネーターであるホセ・フアン・グスマン・サバラ氏は、「2012年からZWCADを使い始め、ライセンスを更新し、さらに追加してきました。大規模なチームでは、ソフトウェアのコストが大きな負担となりますが、ZWCADのおかげでソフトウェアの導入と保守にかかる費用を大幅に削減できました」と述べました。

図2. CoconalのエンジニアがオフィスでZWCADを使用

ZWCADは予算管理だけでなく、全体的な効率向上にも寄与しています。Coconalのプロジェクトのさまざまな段階で、70%以上の従業員がZWCADを使用しており、設計基準の統一、コラボレーションの強化、プロジェクト管理の効率化が実現されています。

Barranca Larga-Ventanilla高速道路プロジェクトで現場の責任者を務めるルイス・フェルナンド・デ・ラ・ロサ・ロソヤ氏は、「ZWCADは、測量、プロジェクト計画、設計図の確認、そして建設工学のすべてにおいて非常に役立ちました」と述べています。

図3. ルイス・フェルナンド・デ・ラ・ロサ・ロソヤ氏

プランニングフロント部門の責任者であるホセリナ・クリストバル・サンティバニェス氏は、「ZWCADは非常に満足しています。オフィスで再設計や作図を行い、取り扱う材料や容量をすべて定量化するためのセクションを描くのに時間を費やしていますが、ZWCADで描いたものが現実のものとなる様子を見るのは本当に驚きです」と述べています。

また、ZWCAD Mobileの導入により、Coconalの効率はさらに向上しました。ZWCAD Mobileは、CAD図面を外出先で閲覧、編集、測定、注釈を追加できる無料のCADビューワーアプリです。このZWCADとZWCAD Mobileのマルチエンドコラボレーションソリューションにより、リソースの携帯性が向上するだけでなく、現場とオフィスの間の調整も促進されます。オフィスでZWCADを使って作図を完了した後、ユーザーはZWCADを通じて図面をクラウドにアップロードし、現場ではZWCAD Mobileを通じてアクセスできます。このプロセスにより、多くの図面を印刷する手間とコストが削減されます。

プランニングエンジニアのエステバン・ロペス・サンチェス氏は、「ZWCAD Mobileを使うことで、設計図や詳細をそのまま現場に持ち込むことができます。インターネットがなくても正常に機能するので、私たちの作業をサポートし時間とコストを削減してくれます」と述べています。