サウジアラビアの主要なストレージソリューションプロバイダーであるSadr社はコストパフォーマンス、効率性の向上、充実した技術サポートを評価し、ZWCADを導入しました。
Sadr社について
1994年にサウジアラビアで設立されたSadr社は、製造、物流サービス、最新のストレージソリューション分野におけるリーダー企業として成長を遂げてきました。同社は棚やストレージシステム、木製パレット、鉄製品の製造を専門としており、さらに倉庫の賃貸や管理、第三者向けの運営といった包括的な物流サービスも提供しています。長年にわたり、Sadr社はサウジアラビア国内外のさまざまな顧客にサービスを提供してきました。
Sadr社の設計・エンジニアリングチームでは、日々の業務を処理するためにさまざまなソフトウェアツールが活用されています。「例えば、ラックを設計する際には設計チームが2D CADを使用してフロアプランを作成し、エンジニアリングチームが3D CADを用いてモデリングとシミュレーションを行います。その後、製造と設置用の作図のために、再び2D CADを使用して詳細図面を作成します」と、Sadr社の技術・プロジェクトマネージャーであるアーメド・アルヘル氏は説明しています。
Sadr社の事業が成長するにつれ、同社は運用コストの上昇、コスト評価に時間がかかること、非効率的な設計ワークフローといった課題に直面しました。これらの問題に対処するため、Sadr社は業務を効率化し、コストを削減できる新しいCADソリューションを模索し、徹底的な評価を経て、ZWCADが期待を満たすことを確認しました。
コスト削減に寄与する永久ライセンス
Sadr社が直面した大きな課題の一つは、ソフトウェアライセンスの高コストでした。AutoCADのサブスクリプションモデルとは異なり、ZWCADは一度購入すれば永続的に使用できる永久ライセンスを提供しており、初期コストのわずかでソフトウェアを所有することができます。「これにより、長期的に大幅なコスト削減が実現し、必要な設計ツールに常にアクセスできる安心感があります」と、アルヘル氏は語ります。さらに、ZWCADは軽量であるため、高性能なコンピュータを必要とせず、ハードウェアコストの削減にもつながります。「ZWCADは一般的なコンピュータやノートパソコンでもスムーズに動作するので、大きなメリットです」と彼は付け加えます。
優れた性能と機能で設計効率を向上
ZWCADは、業界標準のDWGファイルとの高い互換性を誇り、既存のデータを再利用し、サプライチェーンの上下流のパートナーとの円滑なコミュニケーションを可能にします。これにより、CADプラットフォームの変更後もスムーズな業務フローが確保されます。
「ZWCADは大規模で複雑な3Dファイルでも遅延なく処理できます。これが、ZWCADにわずか1か月で移行を決定した主な理由の一つです」とアルヘル氏は述べています。また、Flexiblock(AutoCADのダイナミックブロックに相当)と呼ばれる機能も注目に値します。「Flexiblockを使用することで、新しいバリエーションを作成することなく、異なるプロジェクトに応じてラックユニットを迅速に変更できるため、作業負荷が大幅に軽減されました」と彼は付け加えました。
円滑な移行を支える充実した技術サポート
新しいソフトウェアへの移行は難しい場合がありますが、ZWSOFTの包括的なサポートにより、移行はスムーズに進行しました。ZWCADの開発元であるZWSOFTは、世界90か国以上に広がるグローバルネットワークを構築しており、これにより、迅速かつ便利なサポートが顧客に提供されています。
「ZWSOFTのローカル技術サポートは素晴らしいです。メールや電話、オンラインミーティングを通じてサポートしてくれます。問題が発生した際には、迅速に対応して問題を解決してくれるので非常に助かっています」とアルヘル氏は語ります。
また、ZWSOFTは顧客満足度向上のため、製品の改善に努めています。「ZWSOFTのチームは私たちのフィードバックをしっかりと受け止めてくれており、最新バージョンでは私たちにとって有益な改善が見られます」とアルヘル氏は述べています。さらに、Sadr社のためにラックユニットの数量を算出するカスタムプラグインを開発してくれたことで、エラーが大幅に減少し、設計プロセスが加速しました。
ZWSOFTの統合ソリューションで見据える将来
Sadr社とZWSOFTは、将来的にはZWSOFTのソリューションを製品ライフサイクル全体にわたってより深く統合する可能性を模索しています。現在の状況を振り返り、アルヘル氏は「現在、モデリング、構造シミュレーション、エンジニアリング図面作成、BOM(部品表)生成など、さまざまな業務にZW3Dをテスト使用しています。これらの多様なニーズに単一のソフトウェアで対応できることは、コスト効果が高いだけでなく、データの一貫性を保ち、チーム間の協力を強化することにもつながります」と語っています。
ZWCADへの移行は、Sadr社にとって重要な課題を解決し、業務効率を向上させる上で非常に有益でした。今後もZWCADは、Sadr社の成長と発展を強力にサポートしていきます。